恋がしたい、恋がしたい、セックスレス 嫁日記。

39歳。結婚して7年、2児の母。セックスレスなので子どもは不妊治療で授かりました。

女性向け風俗に癒やしを求める。それは、スポーツ?

人工授精でスタートした私の妊活。

とはいえ、そんなに簡単に妊娠できるほど甘くはない。

期待しては陰性…が何ヶ月も続いた。

 

だけど私たちがセックスしなくても、精子さえ持っていけばきっといつか、お医者様が科学の力で何とかしてくれる。

もうあんなつまらないセックスはしたくない。

私たちは、完全にセックスしなくなった。

 

旦那とのセックスは好きじゃない。

だから、良かった良かった、めでたしめでたし!と言いたいところだけど…身体も心も、寂しくて寂しくて仕方なかった。

私はもう、このまま一生セックスはしないで死ぬのかもしれない、布団に入っても眠れない夜、急にそんな感情が襲ってきて胸が苦しくなり、涙が出そうになる。

そんな日々が続いた。

 

誰かに抱きしめて欲しい。キスしてほしい。

そんな時、たまたまネットで見つけた、とある女性向け風俗。

何日も何日も、同じ口コミページを何度も読んでイメトレし、私はそこにお願いすることにした。

 

「経験豊富な男性セラピストによる添い寝とマッサージのみ。挿入はありません。」

「素敵な快楽と癒しをあなたに…」

 

待ち合わせはホテルで。ホテルは自分で探して代金を支払う仕組み。

どんなホテルがいいかなんてわからないので、メールで待ち合わせに使いたい駅だけ伝えておススメのホテルをいくつか教えてもらった。

 

「女性は雰囲気が大切ですよね。非日常の贅沢もおススメ。」なんて、すごいお高いホテルもあったけど、普通にお金がもったいないのでおススメの中で最安値のホテルをデイユースで予約した。

 

そして待ち合わせ当日。

ホテルの部屋にやってきたのはほっそりして優しそうな、普通の男性。名はRさん。

事前に熟読したサイトには「最初にカウンセリング」などと書いてあったので、セックスレスの苦しみを打ち明けてみたかったけど、世間話もソコソコにシャワーを勧められて別々にバスルームに入った。

 

ベッドで待つ私を優しく押し倒し、バスローブをそっと脱がせてくれるRさん。

正直、その後の細かいことは覚えていない。

でも、Rさんの身体はどこもスベスベしていて、本当に久しぶりにふわふわした気持ちになった。

全身がゾクゾクして、勝手に声が出る。

気持ちいい。

挿れて欲しいけど、事前にサイトでしっかり予習していた私。挿入禁止なのはわかってる。

だから、早く、早く、もう指を挿れて。

私は息も絶え絶えに「我慢できない。早くいれて…」とお願いした。

 

するとRさんは慣れた手つきでゴムを装着し、私の希望通りのものを挿れてくれたのだ。

そして、さすがプロ。

私の気持ちいいところをすぐに見つけて、ガンガン攻めてくる。

私はあっという間にイッてしまった。

 

そこからのRさんは凄かった。

私の呼吸が落ち着くのを待って何度も優しい前戯をしてくれ、新しいゴムに付け替えて何度も挿入してくる。

そして、的確に私のツボをついてくる。

 

何度も何度も何度も、ほんとに何度も中でイカされた。

もはや余韻もなくイキっぱなしにされて、呼吸すらできない。声も止まらない。

 

体力を消費しまくり、全身筋肉痛。

セックスはスポーツ。

そう感じたRさんとの2時間だった。

ダイエットにも、いいかもしれない。

 

今でもたまーにRさんから営業メールが来る。

でも、私がしたいのはスポーツじゃないからか、またお願いするには至っていない。